スポーツ・アウトドア

失敗しない選び方と初心者におすすめテント【2018年決定版】

ただテントと言っても、ピクニックやキャンプ用、登山用などそれぞれの使用シーンに合わせてたくさんの種類があります。さらに、防水性能やサイズなど機能面でも性能の高いものから低いものまで、幅広くラインナップされているんです。

つまり、膨大な製品の中から自分に合ったものを選ばなければいけないということ。そのため、最低限の知識を習得してからテントを購入しないと、「もっと広々としているテントが良かった・・・」「設営が難しすぎる・・・」など後悔してしまう方も多いんです。

このページでは、そんな初心者の方にアウトドアグッズを徹底的に調べ尽くした筆者が、基本的なテントの知識から失敗しないおすすめのテントの選び方まで紹介していきます。

また、筆者おすすめの厳選した製品も紹介していくので、買って後悔しない大満足できるテントが見つかると思います。是非、最後まで御覧ください! ではさっそく、テントの基本知識から学んでいきましょう。

基本なテントの知識(種類)

テントは利用人数、利用シーンに合わせてたくさんの種類があり、大きく分けると、以下の5つです。

・ドームタイプ
・ツールームタイプ
・ワンポールタイプ
・ワンタッチ・ポップアップタイプ(サンシェードタイプ)
・ルーフタイプ 

各タイプの特徴を紹介していくので、自分に合ったテントを見つけてくださいね。 


ドームタイプドームタイプ



初心者でも組み立てが簡単で、風にも強い構造になっています。「組み立てが簡単ってことは、テント内の居心地は良くないのかな?」と不安に思われる方もいらっしゃるかと思いますが、心配ありません!

ドームタイプは室内空間も広々としていて、立ったり、座ったりといった動作がストレスなくでき、初心者からベテランまで快適にキャンプを行うことができます。

また、コンパクトで持ち運びしやすく、持ち帰った際にも収納スペースに困ることがありません。初心者から登山するベテランまで幅広い方におすすめのタイプです。

ツールームタイプツールームタイプ



リビング空間と寝室が一体化したテント。といっても、なかなかイメージが難しいので簡単に説明していきます。一般的には、テントは主に寝室として利用し、別にタープを設置してリビング空間として過ごしている方が多いです。また、タープは日差しや雨などを防いでくれるので、暑い夏場のキャンプや天候の変わりやすい山などで活躍してくれるアイテム。

そんなタープとテントが1つになった機能性の抜群のテントが「ツールームタイプ」です。そのため、テントとは別にタープを用意しなくても快適にキャンプを過ごすことができるタイプになります。

また、テントとタープの組み合わせよりも、ツールームタイプのテントのほうが雨風も強く、天候に左右されずに大勢キャンプを楽しむことができます。少しだけ開放感に欠けますが、天候を気にせずに大勢でキャンプを楽しみたい方におすすめです。

ワンポールタイプ(ティピ)



ワンポールタイプは、アメリカンインディアンの移動用住居に似ていることから「ティピ」とも呼ばれている三角の屋根が可愛らしいおしゃれなテント。ドームタイプと比べて、頂点が3メートル近くある天井高と広々とした空間が特徴のタイプになります。

今流行のグランピングでも注目を集めており、インスタ映えするおしゃれなキャンプをしたい方におすすめです。

ワンタッチ・ポップアップタイプ



テントの中で、最も小型で軽量化されているのでピクニックなど軽いアウトドアに最適な製品です。取り出して3秒で設置できる製品もあり、設営がどのテントよりも簡単で小さな子どもとピクニックに行く時には大活躍のテントになります。

「設営が簡単ならキャンプで使いたい!」という方もいらっしゃるかと思いますが、ドームタイプに比べると風に対して強度が高くありません。そのため、ピクニックなどの軽いアウトドアには最適ですが、キャンプにはあまりおすすめできないタイプになります。

ルーフタイプ



名前の通り、車のルーフ(屋根)の上に乗せたテントになります。どなたでも「キャンピングカーでキャンプしたいな」と1度は考えたこともあるのではないでしょうか?キャンピングカーを購入するとなると400万円~600万円とちょっと現実的に購入は難しいですが、ルーフタイプであれば、キャンピングカー並みに居心地の良いテントが、なんと20~40万で購入することができるんです。

しかも、頑丈なので壊れることなく、手入れも簡単で長期的に愛用できるのも最近人気を集めているポイント。

しかも、設営も簡単で初めての方でも、リモコン操作やハンドルを回す事によってスピーディーにテントを設営することが可能です。キャンピング・カーの購入を考えたことのある方にはおすすめの製品です。

ここまでテントの基本的な知識である種類についてご紹介してきましたが、自分の欲しいタイプは見つかりましたか?自分の思い描いていた通りのテントを購入することができれば、そのテントを使ったキャンプは最高の思い出になりますし、なにより長期に渡って愛用することができます。

しかし、憧れのマイテントを購入する前に1つだけ注意してもらいたい事があります。それは、「デザインや価格で選ばない!」ということです。確かにデザインや価格も大切なんですが、ちゃんと用途に合わせたテントを選ぶのが大前提です。

でないとキャンプ中にストレスを感じてしまったり、もうテントは使いたくないと思ってしまう経験をしてしまったりすることも・・・。そこで、次の章からは各テントのタイプに合わせた後悔しない製品の選び方と筆者おすすめの厳選した製品を紹介していきます。

おしゃれな「ワンポールタイプ」の選び方とおすすめ製品

今20代から30代まで人気を集めている「ワンポールタイプ」は、テントの中でも1番おしゃれなキャンプを演出してくれる製品です。しかし、いくらおしゃれでかっこいいテントでも快適なキャンプができてこそのアウトドアアイテム。

「ワンポールタイプ」は、「設営の仕方」「サイズの選び方」の2つに注意してテントを選んでいきましょう。

・設営の仕方を確認する

比較的に設営が簡単なワンポールタイプですが、中には中級者や上級者でないと設営が難しい製品もあります。そのため、デザインだけでなく初心者の方は、できるだけ設営が簡単な製品を選ぶのがおすすめです。いざ当日にテントをうまく設営できなければ、楽しい気分も台無しになってしまいます。

・サイズは余裕を持って選ぶ

テントのサイズをカタログの定員数ギリギリではなく1~2人余裕を持って購入するのがポイントです。「なるべくコンパクトで持ち運びしやすいものがいいんだけど・・・」という方もいらっしゃいますが、カタログの表記通りの定員数使ってしまうと、少し狭く感じますし、荷物が多ければさらに窮屈になってしまいます。

そのため、楽しい思い出を作る為にも、2つのポイントにはこだわって購入するのがおすすめです。ここからは、ワンポールタイプの中でも特におすすめの製品を紹介していきます。

DOD(ディーオーディー) ビッグワンポールテント

8人用こちらのテントは、キャノピという屋根を入り口部分に設置できる為、雨が降っても室内に雨が吹き込んでくる心配ありません。そのため、天候が悪くなった際もキャンプをリスケする必要もなく、快適にキャンプをすることができます。また、8人用とサイズも大きいので、5~6人キャンプを楽しみたい方におすすめです。

ノルディスク アスガルド 12.6テント+フロアセット

「とにかくかっこいいテントがほしいな!」という方におすすめのテントがこちらです。北米のデンマークからやってきた老舗ブランド「ノルディスク」。話題のグランピングにもノルディックのテントが多く使われています。テクニカルコットン素材を採用し、保温性と透湿性を兼ね備えている為、悪天候にも強く、夏の暑さでも風通しが良い製品です。

「ちょっと高いな・・」と思いますが、テクニカルコットンは外見もおしゃれに見え、耐久性も高く何度でもキャンプすることができます。この製品を購入で、また行きたくなるようなキャンプの思い出でき、集まる機会の少ない社会人の方でも定期的にキャンプで会えるようになれば安い買い物ではないでしょうか?

わいわい楽しく、家族や大勢でキャンプしたい方におすすめ製品

大勢で楽しくキャンプしたい方は「ツールームタイプ」がおすすめです。しかし、大勢でテント使うということは、それだけテントの役割は重要ということになります。失敗しない為にも以下の2つを押さえてから購入しましょう。

利用人数より大きめのものを選ぶ

ツールームタイプでキャンプする場合には、リビング空間に机や椅子を置くことになります。また、人数次第では荷物が多くなってしまうこともある為、注意が必要です。もしテントが窮屈だったら、夏だったらちょっと暑苦しいですよね。

そうならないようにテントを選ぶ際には、一回り以上大きな製品を選ぶことをおすすめしています。どれくらいかというと、6人でキャンプに行く場合には8人から10人用を選ぶといった具合です。最低でも、収容人数+2人以上の製品を購入をおすすめしています。

利用用途に合わせたテントを選ぶ

テントの天井が高くければ高いほど圧迫感を感じにくく、解放的でゆったりと過ごすことができます。「じゃあ、天井の高い製品を購入しようかな!」という方に1つだけ知っていて欲しいことがあります。それは、天井が高ければそれだけ風の影響を受けやすい為、ペグを追加するなど補強対策が必要になるということです。

そのため、初心者の方は初めて購入するテントは天井があまり高くない風に強いものがおすすめ。また、山など天候の変化しやすい場所での利用を考えている場合には、耐水圧の性能が2000mm以上を目安に製品選定しましょう。

耐水性が低いと、室内が浸水してしまう可能性があるからです。

簡単にまとめると、製品を購入する際にはキャンプ先の天候の変化も考えて、耐久性、耐水性を重視して製品を購入することをおすすめしています。以上の点を踏まえて、ツールームタイプの中でも快適に過ごせるテントをご紹介させて頂きます。

コールマン インスタント2ルームドームテント

8人用と大型のテントになりますが、初心者の方でも簡単に組み立てることができます。どれくらい簡単かというと、慣れた方であればペグの設置まで含めても、10分かからずに設置することができてしまうほどです。

しかも、室内にパーテーションで区切ることができるため、寝る時などは男女で別れてキャンプをすることも可能。

男女のプライベートを保てるという点で、女性にとって非常にありがたいテントです。男女のグループでキャンプに行く予定のある方は、男性と女性で別々のテントを用意しないのでコスト的にもおすすめの製品です。

ロゴス リビングプラス・PLR XL

従来のツールームタイプの居住性とドームタイプの設営の簡単さを兼ね揃えたテントです。キャンプに慣れていないお父さんでも、子どもと一緒に設営ができる製品になります。

子どもにとって、お父さんとテントの設営をすることは、キャンプのいい思い出になるはず!大切な家族の思い出を作ってくれるすばらしい製品です。

ロゴス プレミアム PANELグレートドゥーブル XL

このテントは、耐風性はもちろんのこと耐水性3000mmを備えているので、雨が強く、風の強く山の上でも快適に過ごすことができます。また、室内も270×290cmと広く、高さも210cmあるので大人の男性でも広々と過ごすことができる製品です。

山登りで疲れた身体には、ゆっくり快適に休むことのできる空間が必要ですよね。そのために必要な機能をすべて備えた製品と言えるでしょう。大勢で山登りされる方にはおすすめの製品です。

ピクニック軽いアウトドアに最適な製品の選び方

ピクニックや海水浴などの軽いアウトドアに適したテントは「ワンタッチ・ポップアップタイプ」になります。また、ピクニックなどの軽いアウトドア用のテントをサンシェードと言います。サンシェードを買う際に注意してもらいたいことは1つ。

それは、UVカット率の高いの製品を選ぶことです。ピクニックや海水浴に出かけると子どもは元気でずっと遊んでいますが、大人はその数時間テントの中で待つことになるのではないでしょうか?

なので、UVカットされないと当然ながら体中に日焼けしてしまいますし、何よりテント内が暑いです。しかも、大人は帰りの際には重い荷物を持ち、車を運転し帰る方もいらっしゃると思います。

そんな時に日焼けしてしまうと、あまり動いていなくてもとても疲労感を感じてしまうんです。子どもと帰宅する体力をとって置くためにも、UVカットの機能は非常におすすめです。ここからはピクニンクにおすすめのサンシェードを紹介していきます。

キャンパーズコレクション CSE-6UPFUMI

 
重さが2.5kgを軽く、キャリーバックに入れて持ち運びすることができます。そのため、車で移動されない家族にも持ち運びに便利です。UVカット率も97%と高性能なだけでなく、クッションも2枚付きで価格も5,000円以下と非常にお得。小さな子どもと公園に遊びに行く時に大活躍のテントになります。

FIELDOOR フルクローズサンシェードテント

こちらのテントはUV遮断率96%以上と上記の商品よりも、UVカット率は低いですが、シルバーコーティングされているのでテントが熱を持ちにくい設計になっている真夏にもってこいの製品です。

室内温度の上昇も抑制され、耐水性も高いので海水浴などの砂浜でも快適に過ごすことができます。ピクニックや海水浴など外出で利用したいという方におすすめの製品です。

キャンピングカーのような快適なテントが欲しい方

ルーフタイプには、「タワー型」、「シェル型」、「トップテント型」の3つの種類があり、それぞれ重視しているポイントが違うので1つずつ見ていきましょう。

・タワー型

ルーフタイプで最もベーシックなのがタワー型です。テント内の高さを確保することができ、中も広々としているので快適にキャンプすることができます。価格は高額なものが多いのですが、ルーフ型の中で快適さでは1番満足度が高い製品です。

・シェル型

シェル型の特徴は室内が狭いですが、ルーフタイプの中で1番手軽に使えるタイプ。ダンパー式のため瞬時にテントを開閉することができ、設営がとても簡単なタイプ。室内はそれほど広くありませんが、大人1人旅には十分な空間が確保されていてソロキャンプ、1人旅にはおすすめです。

・トップテント型

トップテントは車にそのままテントを乗せたようなタイプで、設置・取り外しが簡単なのが特徴になります。コストを抑えたい、車のテントを定期的に自分で取り外しをしたい方におすすめの製品です。

では、それぞれのタイプでおすすめ製品を見ていきましょう。

オーバーランダーテント ルーフトップテント(トップテント)

ルーフテントの中でも、最安値の製品。しかも、室内空間も広く確保ができ価格もお財布に優しい製品です。

一人旅、ソロキャンプ、登山に向けてテントを購入したい方と選び方

ソロキャンプや登山をする方には、ドームタイプをおすすめしています。ソロキャンプや登山向けでは、以下の2つに注意しながら製品を選んでいきましょう。

・シングルウォールとダブルウォールはどちらがいいの?

外側のフライシートがないものをシングルウォール、シートがついているものをダブルフォールと言います。 シングルフォールは軽量ですが、前室が作れないので結露しやすいというデメリットがあります。

反対にダブルフォールは、シングルフォールに比べると重くなってしまいますが結露しにくく、快適に過ごすことができます。ソロキャンプする方にはシングルフォールが軽量化されていておすすめですが、登山用のテントをお探しの方は、雨など天候に左右されやすいので、ダブルフォールがおすすめです。

・自立式と非自立式はどちらがいいのか?

ポールを通すとすぐにテントの形になるものを自立テント、ポールとペグやロープを使わないとテントの形にならないものを非自立式テントと言います。非自立式は設営が難しい為、初心者の方には自立式テントがおすすめです。ここからは、ドームタイプでも特におすすめのものをご紹介致します。

mont-bell ムーンライトテント

ムーンライトという名の通り、月明かりの下でも簡単に設営することのできる製品です。コンパクトで軽量化されているので、バイクでのツーリングやソロキャンプにおすすめの製品になります。

モンベル ステラリッジ テント 1型

ステラリッジは、山岳の厳しい環境にも耐えられるように工夫されて設計されており、どこのキャンプ場でも見かけるほど人気のテントです。登山用のテントで最も重要なことは軽量化されていることです。そのテントは考え抜かれた設計で軽量化に優れ、初心者にもおすすめできるドームタイプになります。

知ってもらいたい海外のおすすめ品

最近では日本でもアウトドアが一般化しつつあり、たくさんのアウトドア用品が販売されています。しかし、アウトドアと言えばやはり海外の方が盛んで日本よりも機能性やデザイン性に優れた製品が多く販売されています。このページでは、他の日本サイトでは買えない海外から個人輸入することのできる個性的なテントを紹介します。

Kodiak Canvas Flex-Bow Deluxe 8-Person Tent

カーカムスは、1960年台初頭にアメリカで誕生したアウトドア専門の老舗ブランドです。このテントは、独特な配色と珍しい個性的なデザインからビンテージ感が溢れるおしゃれなテント。

金額は個人輸入の為、少々高くなってしまいますが、日本のテントメーカーではあまり見かけることのできないデザインなのでどうせ買うならとことん個性的なテントをお探しの方にはピッタリの製品です。



まとめ

ここまで、種類から選び方、おすすめの私が厳選させてもらったテントを紹介させて頂きましたがいかかでしたでしょうか?正直、どの製品もとても良いものでおすすめです。アウトドアの際には、レンタルテントも楽でいいですがマイテントを使ってアウトドアは、正直ひと味違う楽しさがあります!

是非、自分のテントを購入して子どもの時に感じたワクワクの楽しいアウトドアライフを過ごしてください。このページが皆さんのより良いアウトドア生活に貢献できれば幸いです。



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